>>11 シマゲジがまともかそうじゃないかと言えば、「まともじゃない」。自民党の大平元首相や鈴木元首相と
親交が深く、宏池会(自民党の派閥)ではかなり上位にいたし、「NC9・三木元首相発言カット事件」では
宿敵・上田哲日放労委員長を放逐するために坂本会長(当時)と取引して番組介入をしたこともあるほど。
読売の渡邉恒雄氏曰く「本当にある意味でメチャメチャな記者」だとか。
ただ、あさま山荘事件の時は上の命令に従わず事件解決まで現場中継を続けたり、
池田首相時代に自民・社会・民社の3党党首による公開演説会(この演説会で社会党の
浅沼委員長が刺殺された)を企画したりと、NHK史の中では一番の重要人物には変わりないかと。
マルチメディア社会を予見して、「受信料制度は将来成り立たなくなる」とNHKの自活を訴え続けた。
少しばかり出るのが早かった(周囲が遅かった)先見の明のある放送人だったのではないかと。
「シマゲジおろし」の一年後の平成四年にNHKが発表した「NHKの将来構想に関する提言」の中に
「主たる財源は引続き受信料制度によることとする」とある。これから考えると
川口元会長の時代から狂い始め、海老沢前会長時代に深刻になって今に至るというところか。