で、これぐらいすれば、また真剣勝負に戻れる。
川村光 「統計物理」 ISBN4-621-04379-X C3342
の著者でもある、こっちも理論家として欲しいが、
俺の経済戦をやるに、統合政治力の力学概念に応用するために。
メモの続き。
鉄が低温から高温になるとき、磁性はゆっくり失われる。
まあ、その相転移する付近で急激になんだけど、その相転移範囲内では、
徐々に。
それに対して、高温から低温になるとき、磁性は急激に発生する。
冷えて、空間が狭くなって磁性方向を揃えなきゃやってられなくなる。
ただこの時、小さな範囲で磁性方向が揃っても、全体でバラバラだと
棒磁石にはならないだろうね。機能しない。
幕藩体制の崩壊は徐々に、そして、次の政府を担うもの達の成長も徐々にだが、
破断の方は、パイプのね。突然。破断したのかしないのか。デジタル的。
銀行紙幣の信用がなくなるのは、デジタル的。徐々にじゃない。
大金持ちは、すでに理解しているが、小金持ちは、関係ない。
小金持ちってのは、ギリギリで生きている層。やっかいなのは中金持ち。
自分たちも大金持ちと同じように逃げようとすれば、その時、破断。
これについては、どうなるかわからんから飛ばし。
温度が上がって下がるとき、再び棒磁石が機能するかだ。
間に合わなければ、混乱のまま、小さな範囲で秩序形成しようとして、
四散することになる。ま、飛ばそう。
相転移が、いくつか重なって、現在の棒磁石の反応現象とは違う棒磁石の
秩序冷却に、破断、相転移時に移項できるかだ。実際には、今回は政府の入れ物も、
人材も変えずに、気だけでやらなきゃ、後の混乱が面倒。それだけ微細な動きが必要。
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その結果、物質は複雑性がなく、順風満帆で秩序状態を実現できたときとは
まったく異なる新しい側面を見せる。しかもこの差は、相転移という物質に
とっての一種の非常状態のときにこと、もっともきわだった形であらわれる。
似たような状況は、自然界の物質にとどまらず、人間の社会や組織にも存在
するような気もしないではない。昔から、艱難汝を玉にす、と言ったり、
泣きが入らないで本物は出てこない、などと言う。
新しい飛躍、巨大な変革というのは、例外なく困難で矛盾がさくそうした
深く暗い森のなかから生まれるもののようだ。夜明け前の闇がいちばん濃い
のである。複雑性は、その母体となる無限の可能性を秘めた、原始の森として、
われわれの前に横たわっている。