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熊瀬智りゃ:
まあ、宗教・信仰の自由のこの世の中ですから、結婚後も特に
生活には支障が出ていませんでしたので、黙認していました。
ところが、ある日私の車に乗った友人がワイパースティックを見て
「あれ?このお守り・・・お前もしかして信者なの?(困惑)」
と問い掛けてきました。そうです、ワイパースティックに吊るして
あった"真如苑のお守り"を指差してそう言ったのです。
毎年正月になると妻に渡され特に気にもせず車につけていました。
そして、腹を割って正直に何でも話してくれる友人から
真如苑の事を色々と聞きました。唖然としました。
まこと教団の事などまったく知らなかった私は、その後様々な
文献や書籍、そしてネット上での情報を収集していく中で
大きな疑問を持ちました。
そんなある日、あろう事か3歳と1歳の我が子を立川及び
入間の施設に連れて行っていると妻が言い出しました。
私はすぐさま妻に「年端も行かぬ、右も左もわからない子供を
施設に連れて行くのはやめてくれ」と言いました。当然です。
物心がつく前から宗教を強制させる権利など、実の親とはいえ
持ち得るはずがありませんから!
妻を問い詰めた所「家族入信」と称して、私も2人の子供も
そして義父までもが入信している事になっている・・・と
言われ、正直言って"憤慨"いたしました。
そして出てきたのが家族ひとりひとりの"信者カード"と
"一如の道"等の訳のわからぬ道具です。寒気がしました。
自由なこの日本社会で、本人が知らぬ間に宗教団体の一員として
名を連ねていたのですから・・・。
私は教団施設にTELで問い合わせ「おたくの組織というのは
本人の了解もなく入信を受け付ける程いい加減でズサンな管理を
しているのですか?」・・・と。
返答は「それはご家族の意思ですから、ご家族でご相談ください」
と、あまりにも的外れな"知ったことか!"対応の一点張りでした。
私が憤慨しているのは、個人の人権すら無視した、
仮にも数十万からの人間を管理する組織の窓口としての自覚が
無さ過ぎるということです。
私は義母を勧誘したAさんに会い、事の経緯を話しました。
ですが「あなたも一度苑に来てみればわかります。」と
まるで犬が星を見ている様な"電波"な事しか言いません。
継親だか何だか真如苑での呼び名まで覚えたくもないし
使いたくありませんが、人を導く・・・などとエラそうな事を
のたまってはいても、一般社会のルールすら守れないんです。
携帯電話ですら加入の際には本人を確認するのに・・・。
私は「お救けとか言って人を導く前に、人間としての自分の
モラルを養え!」と吐き捨てて逃げました。
話にすらならないんですから疲れるだけです。
危うくコブシを振り上げる所でした。