「奇跡の詩人」データ収集スレッド 2

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214噂の真相9月号
NHKスペシャル「奇跡の詩人〜11歳 脳障害児のメッセージ〜」、
その放映内容があまりにもトンデモで問題になったのが4月末のこと。
疑問だらけの放送から3ヶ月---------。
いまだにNHKは納得できる回答を視聴者に示していない。

「いわゆる日木流奈クン問題です。脳障害児がドーマン法なる治療によって
意志表示ができるようになったというフレコミなんですが、放映内容を見ると
彼は何もせず、母親が息子の指を動かしているだけにしか見えない、オカルト番組」
(問題に詳しいジャーナリスト)

放映後、批判や疑問の声がNHKに殺到。インターネットを中心に騒動は拡大。
これを受けてNHKは自らの弁明を垂れ流す検証番組を放映する羽目になった。

このため、7月にはオウム事件の際、脱カルトのスタンスで一躍脚光を浴びた
滝本太郎弁護士がこの問題の研究本「異議あり!『奇跡の詩人』」を出版。
NHK前で合わせて30名ほどの有志による団扇配りが繰り広げられるなど、
抗議運動も開始された。

「滝本弁護士は治療法のドーマン法への批判をしようとしたのがこの問題に関わる
キッカケのようです。が、あまりのNHKの誠意の無い対応に呆れ果て、抗議を開始した
ということのようです。この日の抗議にはNHK出演も多いオカルト批判の大月隆寛も
姿を見せていました」(前出・ジャーナリスト)

しかしNHKは例の弁解番組の放映後も、なんの対応も見せていない。その一方で
有志が検証するためにビデオ上映の許可を申請しても拒否するような有様だという。

本誌先月号グラビアで紹介した『プロジェクトX』問題をはじめ、数々の事なかれ処理で
問題視されてきた”国営放送”NHKの隠蔽体質が今回もいかんなく発揮されているようだ。
NHK関係者はこう語る。

「担当したディレクターはこの種の精神世界が得意分野だった。内部にチェック機構があり、
内容をわかっていながら、ストップもできずに、こんなトンデモ番組を垂れ流してしまうことに
今のNHKのレベルの低さやモラル不在ぶりが表れている」

今回の騒動、NHKはもちろんのこと、日木流奈本を出版し続ける講談社をはじめとする出版社、
いまだ「奇跡」と賞賛し続ける新聞社など、日本のマスメディアの知的レベルの低さを示す出来事と言えそうだ。