287 :
242:
(週刊新潮書評続き)
だから一読者として言わせてもらおう。「つまんなかった」と。
『ひとが否定されないルール』や日木流奈詩集に漂う、なんとも言えない
「ありきたり感」。生き方マニュアルやセミナー、宗教などに
引き寄せられる人々にはウケるだろうけど、あの辺の人たちというのは、
なぜこんなにも似通っているのだろう。それも性別や人種、年齢、
生い立ちに関係なく。
(以下、この類にはまる人たちの描写が続く。ひじょうに
行動が似通っているという話)
「結局、本当の作者は誰なのか」だって? どこにでもある本の作者は
どこにでもいる人。それでいいじゃないか。『ひとが否定されないルール』
とはつまり、そういうことなのだ。
(オワリ)