NHKスペシャル「奇跡の詩人」part30

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642SPA!5月21日号より

奇跡?やらせ?NHKスペシャルに疑惑浮上で異例の釈明

====枠囲みの経緯説明====
「第三者の検証なしに疑惑を否定」
4月28日放送のNHKスペシャル「奇跡の詩人」が論議を呼んでいる
ことについて、11日放送の「土曜スタジオパーク」で、番組を担当した
山元修治チーフプロデューサーが出演し、釈明した。文字盤をさす
シーンの一部をスロー再生し、確かに文字をさしていること、
また母親が文字を完全に読みきれない場合があることを強調した。
=======本文=======
 NHKスペシャル「奇跡の詩人」という番組が波紋を広げている。
全身が不自由で言葉も話せない脳障害児・日木流奈くんが特殊な
リハビリを受け、文字盤をさすことで意志疎通ができるようになる。
また2000冊にも及ぶ宇宙論や哲学書を“読破”し、詩集やエッセイを
上梓しているのだ。
 だが、番組の放送直後から「信じられない」という問い合わせが
NHKに殺到。というのも、自由の利かない流奈くんの手を母親が支え、
文字盤を猛スピードで打つからだ。彼は時によそ見やあくびをするが、
長年の訓練で“ブラインドタッチ”ができるという。
643SPA!5月21日号より:02/05/14 09:16 ID:???
 11日、NHKでは2000件に及ぶ賛否半々の問い合わせに応え、
担当プロデューサーが登場。画面をスロー再生して疑惑を否定した。
また母親が不在時の状況を、文字盤を通じて彼が母親に伝える様子を
確認した、と釈明。
 だが作家の小林泰三氏は「問題は正確にさしているかではなく、
彼の意思の表れかどうかです。第三者の科学的検証がないまま、
スタッフが確信したから信じろというのはあまりに傲慢。
専門家の検証は彼に物理的な苦痛を強いるとNHKは言うが、
いくらでも方法はあるはず。厳しいリハビリや、締め切りのために
深夜まで“執筆”させるほうがずっと負担でしょう」と語る。
 NHK広報部によれば、番組の再放送は未定、要望に応じて
追加の説明を行うかも現時点ではわからないという。
「本当に本人の意思なら問題ないのですが、真実でないとすれば、
つらい状況にある彼をこのまま放置していいのか。
権威ある放送機関として重大な責任があると思います」(小林氏)
 仮にもドキュメンタリーを名乗るのならば、NHKはこうした
疑惑を自ら検証すべきではないのか。
=====写真キャプション======
ブラインドタッチをマスターしているという流奈くん。でも母親の
持つ文字盤まで一緒に動いてちゃ意味ないのだが
(転載者註:写真は4枚。番組タイトル、文字盤アップ、あくび流奈、よそ見流奈)