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タイパー:
私は、元競技英文タイプもやってたもんです。
ブラインドタイプの基礎原理について認識不足のかたもいるし、
過去ログ全部読んでないし、データ収集スレの方にもそれ系の話が
ないようなのでカキコ。ちょっと長くなるかも。
まず、どうしてキーボードを見ずに打てるのか。
それは、初歩の段階では大まかに言って「相対的」な「位置」を覚えているから。
普通、キーボードのDFJKのどれかにホームポジションを確認する突起か凹みがあります。
これを基点に十指をホームポジションに添えて、あとは各指のホームポジションから
打ちたいキーの「方向」に指を動かします。たとえばFに添えられた左手の
人差し指を右斜め上に動かしてTらしき位置を押下します。このときに、打てるのは
隣のRやYとは完全に離れた位置にTがあるからです。つまり「決められた方向に指を
伸ばすとそれらしきキーがあり、ほかに選択肢がないので、それが押したいキーだ」
ということ。ここ、意外と重要。
で、TのあとにVを押すならば、一回Fの突起を触って、ポジションを確認して、
Vのあるべき方向に指を伸ばして探し当てます。ところが、上級者になると
一回Fを触ったりはしません。TからVの相対的な位置が経験上わかるようになるからです。
でも、競技タイパーでも、やっぱりキーボードに目を落とさずに、腕を一度バンザイの形にして
タイプを再開しようと思ったら、やっぱり、目印の突起を再び探さねばなりません。
つまり、見ているとか見ていないとかは関係なくて「どこに自分の指があるか、そして
次に打ちたいキーが今の位置からどの辺にあるか」を知っていることが重要です。これ、常識。
で、次のキーを見つけたら、またそこから次の位置を推測しているわけね。
「今の位置を認知」→「次の位置を推定」→「次の位置が確定」→「それが再び位置の認知に」。
じゃぁ、今回はどうか?
無理やりに「あれは事実だ!」との解釈を敢えてやります。
ホームポジションとかは、文字盤にはなかった。
つーことは、今のポジションはどうやって確定してるの?
これは、簡単です。指示した位置を母親が見ながら確定してるので、ミスタイプがない。
よって、指示が出されている以上、必ず今の位置は指示したキー(?)の上である。
絶対的な位置なんてある意味どうでもよい。つまり、文字盤が動いても関係ない。
位置移動の指示をお母さん側に出した後では、文字盤の動きなど関係ないのである。
お母さんが目視で、正しいポジションに持って行ってくれるからね。
つまーり、口でやるとすると、
まずFを押した後、「右上のキーを押して」といってるようなもんだ。
するとTを押してもらえるって寸法。文字盤の位置が変わっても「じゃぁ、右横押して」で
TのよこのYが押してもらえるってわけ。言ってる本人じゃない人が、押してるわけだから本人は、
どこに文字盤があっても意味なし。
スピードはトレーニングの問題もあるから一概には言えないけど、
15秒間に45タイプなら、競技タイプの感覚から言えば、たいしたもんじゃないです。
しかも、目視確認によってミスタイプが0なのでねぇ。
「ルナちゃんに可能かどうか」「お母さんの動きが怪しすぎる」とかそういう話を除けば、
容易ではないかもしれないけど、健常者と健常者がトレーニングを積めば、決して不可能
ではない技術だと思うのです。
まず、どうしてキーボードを見ずに打てるのか。
それは、初歩の段階では大まかに言って「相対的」な「位置」を覚えているからです。
みなさんの目の前にあるキーボード(JIS109?)を見てください。
普通、DFJKのどれかにホームポジションを確認する突起か凹みがあります。
これを基点に十指をホームポジションに添えて、あとは各指のホームポジションから
打ちたいキーの「方向」に指を動かします。たとえばFに添えられた左手の
人差し指を右斜め上に動かしてTらしき位置に押下します。このときに、打てるのは
隣のRやYとは完全に離れた位置にTがあるからです。