NHKスペシャル「奇跡の詩人」part17

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106名無しさんといっしょ
なあ、みんな聞いてくれよ。
話の流れを切るようだけどさ。

俺が小学校のときに、変わったやつがいて、
今考えれば、あれ、サバン症候群だったんだろうなってやつがいたの。
んで、そいつ凄いんだよ。
頭ン中に地図を完璧にコピーしてんの。世界地図も日本地図も。
で、この町は、とか、この都市は?
とか聞くと、緯度と経度をぴったり言い当てるんだよ。(まあ、多少の誤差はあったけど)
で、かなーりマイナーな都市で、聞いたこともないような地名でも、完璧に答えられる。
もちろん、地図に乗っていれば。
それだけじゃなくてさ、カレンダーも完璧に覚えてんのよ。
かなり将来の年月日を聞いても、正確に曜日を答える。
最初は、計算してんじゃねえの?って思ってたけどさ、うるう年とか入ってくると、
計算めんどくさくなって、小学生には特に。
しかも、そいつ算数の能力がゼロなんだよ。

で、何が言いたいのかっていうと、
ルナくんが2000冊を「まるで頭にコピーするかのように(NHKの放送より)」読んでいる
って言ってたのは、たぶん、
ああいうサバン症候群の特異な能力として、一応は世に認められてるものを持ちだして、
視聴者を信用させようって魂胆みえみえなんだよってこと。
ていうか、確かにサバン症だったら、それはありうる。
でもさ、ここで、ひとつ落とし穴があんだよね。
(また、小学校で一緒だったやつの話にもどるけど・・・)

そいつ、論理的思考がまったくできないのよ。

だから、そいつと喋ってるときは、まるで3才の男の子と喋ってるような感覚。
もちろん、読んだ本の内容なんてまったく理解することができない。
自分で、文章をつむぎだすどころか、たぶん、コピーした文章をアレンジして、
別の文章にすることさえ、できやしないんだ。
(まあ、手を動かしてる人が文章作ってたら、別だけどね)

サバン症候群ってそういう、症状なのよ。
当時、あいつには、同情してたけどさ。同情すべきはあいつの両親だったんだな、たぶん。
あいつはあいつなりに、ある意味、幸福なのかもしれん。
あいつ、小さいころ、高熱を出して、脳に障害が残ってそうなっちゃったらしい。
でも、当然なんだけど、ピュアでいいやつだったよ。

長くなってスマソ。
ただ、あいつの親はあいつを見世物にしたりしなくて、えらかったなあ、
と思っただけで・・・(ていうか、それが普通だよなあ、子供のこと愛してたら)