NHKスペシャル「奇跡の詩人」part7

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709名無しさんといっしょ
動画を見て、私はアメリカNBCの人気ドラマ「Law & Order」を思い出した。

ある成人した自閉症の男性が、路上で死んでいた事件で、
重度の脳障害を持った少年が、被告人側の証人として法廷に登場した。
その少年は体もまひしており言葉も喋れないのだが、健常者の母親の
助けを借りて、パソコンのキーボードで文章などを綴ることができるという。
(母親が少年の手首をつかんでキーを叩く。このあたりルナママそっくり)
母親は証言をする前に
「息子には知性もユーモアもあります。彼の言うことに、私はときどき
くすっと笑わされたりするんです」などと嬉しそうに語る。
そして脳障害を持つ少年はフツーの早さでキーボードを操り、
事件に関して重要な証言をするのだが、ニューヨーク市検事は、
少年に証言能力があるのかを試すため、あるテストをする。
戸惑う母親に後ろを向かせ、少年にだけ見せたのは飛行機の絵だった。
「さていま見せたのは、何の絵ですか?」
母親に手首をつかまれ、少年が叩き出した単語は、「CAR」。
間違っていることを指摘されると、
「この子は緊張しているんです、もう一度やらせてみてください!」
と母親が懇願するので、同様のテストをするが、答えはやはり間違い。
キーボードを叩いているのは少年ではなく、母親自身であったことが
白日のもとに晒された瞬間であった。
「こんなの不公平だわ!」と法廷でヒステリックに叫ぶ母親。

だから何なんだ、と言われたらそれまでだし、長くてごめんなさい。