「奇跡の詩人」データ&意見の整理・収集スレッド

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53スレ211
NHKスペシャルの各種大手メディアによる紹介(1)

●朝日新聞「試写室」
「胸打つ11歳の意思表示」

 日木流奈[ひきるなとルビ]君は、誕生直後の手術の影響で、脳に障害を受け、話すことも立
つこともできない。が、文字盤を使って詩を書き、本を発表している。その内容は、大人達への
思いやりにあふれている。
 創作活動を可能にしたのは、ドーマン法というリハビリテーション。運動訓練とともに、知性
面でのトレーニングも重視する。100人のボランティアたちに支えられたこともあって、意思が
伝えられるようになった。指で文字盤を指し、それを母親が読み取ると言う方法で。豊富な知識
は哲学書から天文書まで2千冊に及ぶ読書によると言う。
 「世の中は、あなたが幸せじゃないと幸せになれないのです」などど、うんちくに富む言葉で
表現してゆく。流奈君の非凡さに驚く一方で、両親の、子どもの心に立っての教育に胸打たれ
る。(あ)

●毎日新聞「視聴室」
「希望に満ちた流奈君の日々」

 横浜市に住む11歳、日木流奈(ひき・るな)君は、誕生直後の手術の影響で脳障害
のハンディキャップを持ち、一日のほとんどの時間はリハビリに費やす。そんな流奈君
の詩集やエッセーが今、大人達の心を引き付けている。とても11歳とは思えない才能
と感性を持つ流奈君と家族の日々を追った。
 流奈君は両親やボランティアに支えられながら、3歳からドーマン法と言う療法でリ
ハビリを始め、5歳の時、文字盤を指して意思を伝える方法を覚えた。これまでに大学
レベルの難しい本を約2000冊読破。母千史(ちふみ)さんが流奈君の言葉を読み取り、
父貴さんが記録する形で、彼の思いが本となっている。
 「私を否定しない環境があった」という流奈君の「とても豊かで、希望に満ちてい
る」日々と言葉には、驚きとともに感動を覚える。(油)

[写真えとき]
驚異的な才能を発揮する日木流奈君

●読売新聞「試写室」
命を削って紡ぐ珠玉の言葉

 誕生直後、脳に障害を負い、全く意思を表すことができなくなった男の子に五歳の時、奇跡が
訪れる。両親から漢字や数式などを記したカードを繰り返し見せられた男児は、いつしか文字を
覚え、文字盤を指さすことで意思を表現するすべを会得していた−。障害を抱えながら詩集など
を発表し続ける十一歳の少年、日木流奈(ひき・るな)君を追ったドキュメンタリーだ。
 自分で立つことはおろか、文字盤を指すだけで呼吸が乱れる流奈君。だが、両親の献身的な努
力でリハビリに励み、哲学や宇宙論など二千冊もの本を読破した。その知性と独特の感性が紡ぎ
出す珠玉の言葉を母が読み取り、父が活字にする。文字通り命を削って紡ぎ出す言葉だからこ
そ、感動を呼ぶ。
 流奈君は言う。「他の人が何気なく書くのに、私は全身の力を振り絞って書かなくてはいけま
せん。それでも書きたいのです」。文章をなりわいとする者として、かつて一度でもそんな言葉
を書き得ただろうか。何度も自問させられた。(多)

●日本経済新聞(紹介記事) :02/04/29 18:34 ID:???
 横浜市の日木流奈君は脳に障害を抱えながら才能を発揮し、本や詩集を次々と発表している。
流奈君の著書は大人たちの心をとらえ、十六万部を超える勢いで売れている。流奈君の言葉はな
ぜ大人たちの胸を打つのか。一人の脳障害時の奇跡ともいえる創作活動を見つめる。
63スレ211:02/04/30 13:06 ID:???
NHKスペシャルの各種大手メディアによる紹介(2)

●「赤旗」27日付け 試写室から
『言葉の力で世界広げる障害児』

重い脳障害を受け入れ前向きに生きる十一歳の少年・日木流奈(ひき・るな)くんと
家族の姿を追った番組です。
 一人では歩くことも、話すこともできない流奈くんがドーマン法というリハビリに
よって、文字盤を使い、両親の手を介して自分の言葉を伝える様子が映し出されます。
機能回復のためのプログラムを続ける表情は真剣です。
 本当の幸せとは何かをメッセージし続ける流奈くんの言葉が単行本で出版され、
十六万部を越える勢いで売れています。
「両親から条件付きでない愛情をそそがれ」「脳障害を理由に否定されず」
「誰かと比較されなかった」と語る流奈くんは、両親の手助けで哲学から宇宙論まで
二千冊もの本を読破してきました。子どもの可能性を追求するトレーニングによって、
豊かな言葉の才能を発揮してるのです。
 言葉を伝えるすべを得たことで「混とんの中からぬけだし」「文字を通して世界が大きく広がった」
という流奈くん。子どもの本の出版にたずさわる者として、文字や読書の持つ意味に
ついて考えさせられました。
 流奈くんの言葉はおとなびています。それは息をすることも困難という過酷さの
中で獲得された境地なのかもしれません。

●東京新聞「試写室」
 脳障害を抱えながら驚異的な才能を発揮し、本や詩集を発表している日木流奈君(一一)。一
人の脳障害児の奇跡ともいえる創作活動を見つめる。
 流奈君は、誕生直後の手術の影響で脳に障害を受け、自分で立つことも話すこともできない。
だが、アメリカで開発されたドーマン法というリハビリを受けた。運動訓練と、知性面でのト
レーニングも重視するリハビリだ。流奈君は五歳の時、文字などを配列した文字盤を指さすこと
で初めて意思を表現。以来、文字盤を通じて会話や執筆を行っている。流奈君の知識の源泉は読
書。哲学から宇宙論まで大学レベルの本を二千冊も読破した。
 「私は混沌の中にいました」。同世代の子どもに比べるとびっくりするような“言葉”が飛び
出す。文字盤に動く指先を見て母親が言葉に直していく。「私は心地よく生きたいと思っていま
す。人生は豊かで希望に満ちています」。流奈君は障害など気にしていない。とはいえ、両親の
願いは「歩いて、しゃべってもらいたい」。それがかなえられるように−。(八)

●インターネットTVガイド

 横浜市に住む日木流奈君(一一)は脳に障害を抱えながら才能を発揮し、
本や詩集を次々と発表している。流奈君の著書は大人たちの心をとらえ、
十六万部を超える勢いで売れている。流奈君の言葉はなぜ大人たちの胸
を打つのか。なぜわずか十一歳の男の子がそんな言葉を表現できるのか。
一人の脳障害児の奇跡ともいえる創作活動を見つめる。 流奈君は五歳
の時、文字が配列された文字盤を指さすことで初めて自分の意思を表現。
以来、その文字盤を通じて会話や執筆を行っている。流奈君の知識の源
泉は、その驚異的な読書量。哲学から宇宙論まで、大学レベルの本をこ
れまで二千冊も読破してきた。

●TVぴあ 5/1号
脳障害を抱えながら、驚異的な才能を発揮し、本や詩集を次々と発表し
ている男の子がいる。日木流奈君。流奈君の言葉は、何故、大人たちの
胸を打つのか。一人の脳障害児の、奇跡ともいえる創作活動を見つめる。