>>115 で紹介した、Journal of Applied Behavior Analysis誌
(障害児教育の分野における実証的研究の専門誌)
に掲載された、例の文字盤を使ったコミュニケーション
(Facilitated Communication)
に対する否定的な英語論文論文
http://www.envmed.rochester.edu/wwwvgl/jaba_articles/1995/montee-full.htmlx を、誰かが訳してマスコミ板で載せてくれたものの転載。
>>121 に別の簡単なアブストラクトあり。
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我々はFacilitated communication (以下FC法←訳者)を通じて七人
の中度から高度の精神発育不全の大人が介助者の助けを借りて作り
だしたメッセージを誰が書いているのかを評価した。患者はFC法
を用いて流暢にコミュニケートすると報告されていた。我々は、絵
を見て名前を言う場合と行動を記述する場合の二つの評価フォー
マットで介助者の情報へのアクセスをコントロールして伝えられる
ようにした。どちらのフォーマットも三つの条件で実験された。(1)
介助者も患者も同じ情報にアクセスしている。(2) 介助者は絵や行
動にアクセスできない。(3) 介助者は絵や行動について間違った情
報を与えられている。実験結果が示すところでは、患者が正しい答
えをタイプできるのは介助者が同じ情報にアクセスしている場合だ
けであり、介助者が情報を持たない場合や間違った情報を持ってい
る場合には正しい答えをタイプできず、介助者と患者が異なった情
報を持っていた場合には介助者に示された絵や行動をタイプした。
これらの結果はFCの間タイピングをコントロールしているのが介
助者であることを疑問の余地なく示している。
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