◆中国・韓国への親近感は過去最悪 内閣府世論調査
内閣府が20日発表した外交に関する世論調査で、中国と韓国に対して
親しみを感じないと答えた人が、いずれも調査開始以来、最も高い割合になった。
中国に対し、「親しみを感じない」「どちらかというと親しみを感じない」と答えた人は
計83・1%で、過去最高だった昨年を2・4ポイント上回った。
「親しみを感じる」「どちらかというと親しみを感じる」と回答したのは計14・8%で
3・3ポイント減だった。
韓国について、親近感を感じないと答えたのは計66・4%(8・4ポイント増)、
親近感を感じると回答したのは計31・5%(9・2ポイント減)だった。
中国との間では、調査期間後の11月に安倍晋三首相と
習近平(シーチンピン)国家主席との約2年半ぶりの首脳会談が開かれた。
日本外務省は「調査時点での国民感情が反映されたのだろう」としている。
韓国に対しては、1999年以降、「親しみを感じる」が上回ってきたが、
12年8月の李明博(イミョンバク)大統領(当時)による竹島上陸の影響もあって、
同年以降、両者が逆転している。
一方、米国に親近感を感じると答えた人は計82・6%(0・5ポイント減)。
また、ウクライナ危機以降も安倍首相とプーチン大統領が良好な関係を
維持するロシアについて、親近感を感じると答えたのは計20・1%で、
前年から2・4ポイント減少。
親近感を感じないと回答したのは計76・4%(1・6ポイント増)だった。
調査は10月16〜26日、全国の成人男女3千人に面接し、1801人(60%)が回答した。
朝日新聞 2014年12月20日17時20分
http://digital.asahi.com/articles/ASGDM635ZGDMUTFK00W.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGDM635ZGDMUTFK00W