【国防】日本が「普通の軍事力持つ国へ努力」 英戦略研が分析 米中次第で一層の防衛力強化の可能性を指摘 [転載禁止]©2ch.net

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文藝春秋 > 2015年3月特別号
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1218
◎米地政学の第一人者が辿り着いた冷酷な真実
中国の野心は核でしか止められない
シカゴ大学教授 ジョン・ミアシャイマー/ジャーナリスト 船橋洋一


船橋 
 一つは台湾が挙げられます。昨年の香港反政府デモによって、「一国二制度」が完全な見せ掛けだったことがはっきりしました。
これは台湾人にとって明確なメッセージでした。中国が台湾への軍事的侵略をするというリスクは残っているのです。
有事の際には日本もその軍事衝突に巻き込まれる。これが考えられる最大の安全保障リスクだと思います。
台湾には真っ向からの独立宣言は控える賢明な態勢を維持してもらう必要があります。
112111:2015/02/21(土) 01:29:30.70 ID:IsZh6SKi0
ミアシャイマー
 台湾は賢いのでその戦略は飲めるでしょう。ただ、現実主義の立場からすると、中国が経済的、軍事的成長を遂げる中で、
常に軍事力行使を仕掛けてくる可能性がある。惜しむらくは台湾が核兵器を保有していないことです。
もし米国が冷戦中、台湾に核兵器開発を許可していたのなら、中国の野心を抑止できたはずです。

船橋
 日本では、日本が核開発に着手すれば、日米同盟の終焉を意味する可能性があると考えられています。
日米同盟がしっかりしていれば、日本が核を持つことはない。1970年代初頭から中国も同じ考えをしてきています。
米国は実際のところ、日本の核武装について、どう考えているのでしょうか。
113111:2015/02/21(土) 01:31:47.26 ID:IsZh6SKi0
ミアシャイマー
 米国は日本が核兵器を保有して欲しいとは思っていませんが、仮に日本が核兵器を開発しても
関係を絶つことはないと思います。日本に抗議するかもしれませんが、米国のアジア戦略に日本が不可欠なのは
明らかだからです。我々が心配しているのは、今日ではなく将来のことです。五年後、十年後、大きな危機に見舞われ、
中国が攻撃的な態度に出てきたとき、核兵器を使用しない保証はありません。
十年前、キッシンジャーやブレジンスキーら米国の戦略家の大家ですら中国は平和的台頭が可能で、
脅威ではないことを声高に語っていました。ところが、いまは中国の台頭を心配し始めています。

 同じような変化が日本人にも起こるでしょう。中国のような大国とやりとりするには、核抑止力が非常に重要になってくる。
核兵器のセールスをするつもりはありませんが(笑)、それが現実主義に立ったシナリオなのです。

 最悪のシナリオを考えることは、「そうならないため」に重要なのです。…