【旅券返納問題】長谷川豊氏「この時期にシリアに入りたい?売名だと思います」 ©2ch.net

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5すらいむ ★ 転載ダメ©2ch.net
>>1のつづき)

 まず、「本当に伝える意思を強く持ち、何が何でもイスラム国を取材したかった」のなら、
私なら絶対に渡航理由としては「旅行のため」「あくまで安全な周辺取材のため」と報告する
でしょう。伝えたいことがあるのですから。取材したいことがあるのですから。この時期に、
シリアに行く、といったところで行ける訳なんてありません。本気で取材したいのであれば、
私なら絶対に渡航理由には別のことを書きます。そして、秘密裏にシリアに潜入を試みる
でしょう。外務省の立場もあることくらい、私たちは分かっています。こんな時期に渡航を
許せるわけがありません。旅券法には「邦人の命の安全を守るため」であれば、パスポートを
取り上げることが出来る権利があることは常識の範囲です。

※旅券法19条=「旅券の名義人の生命、身体又は財産の保護のために渡航を中止させる必要が
あると認められる場合」に、名義人に旅券の返納を命令できると規定。

 と、ここまで考えるとすでにネットでも多く言われている通り、この男性のした行為は…
ただの売名行為であることが分かってきます。正直言って、何もこの時期にシリアに行かなくても
いいんじゃないか、という当たり前の感覚はジャーナリストなのでおいておきましょう。でも、
この男性も旅券法19条くらいは絶対に知っています。フリーのジャーナリストでこれを知らない
はずはありません。

 で、あれば、「外務省が止めてくれるのを知った上で」ごねた、と見えざるを得ない、
というのが私の見解です。

 逆に19条すら知らずに渡航しようとしていたのであれば、ジャーナリストとしては致命的な
ただの「勉強不足」です。いや、絶対に知ってますけれど、もし知らなかったら、その程度の
知識もなしに、危険地域に行こうとしていたというなら逆に恐ろしいことだということです。

 今回の件は外務省の判断が正しいとか適切、というのではなく、あくまで「当たり前の処置」が
なされただけ」だと思います。

長谷川豊(Hasegawa Yutaka)

(おわり)