12月12日、日本漢字能力検定協会が決める毎年恒例の「今年の漢字」が発表され、2014年の世相を表す漢字は「税」に決定した。
しかし、これに対しネットユーザーからは、異論があがっている。
昨年は、東京五輪の決定、友達の輪をつないだ『笑っていいとも!』の終了、
楽天イーグルスの優勝(東北地方の一致団結の輪)などから、「輪」が選ばれた「今年の漢字」。
2014年は、消費税の8%への増税や、来年10月に予定されている消費税再増税の見送り、
さらに国会議員や地方議員の「政治と金」の問題が注目されたことにより、「税」という文字が1位に輝き、以下「熱」「嘘」「災」「雪」が上位にランクインした。
ネットユーザー間の事前の予想では、「嘘」という漢字が有力視されていた。
大学生向け情報サイト「t-news」が大学生・大学院生295名を対象に行った調査では、
「嘘」が100票を獲得し、「偽」(30票)、「税」(19票)に大差を付けて圧倒的な1位に。
理由としては、STAP細胞騒動、佐村河内守氏のゴーストライター問題、
号泣会見が話題になった野々村竜太郎元兵庫県議の政務活動費の不正支出、朝日新聞の慰安婦報道などがあげられている。
結果的に、本家では最多票を獲得した「税」が今年の漢字に選ばれたが、ツイッターには、
「増税のインパクトでかかったもんなぁ」
「消費税上がったからなー。今年はお金の話題が多かったね」
と、納得の声もあがっているものの、
「やはりなあ。あまりいい字ではないような」
「わ〜、何だかテンションの上がらない漢字」
など、「同意しがたい」という意見は少なくない。また、
「どう考えても今年は『嘘』だと思うけどね」
「『嘘』じゃないのか」
「『嘘』が妥当・・・」
「3位の『嘘』の方がふさわしくないですか」
など、「嘘」の方がふさわしいという意見は多数みられ、
「もうちょっと明るいイメージの無かったのかね」
「5位まで全部暗いな。。。」
「2位以下もどちらかというとネガティブな意味のある漢字が並ぶのが、今の世の中をよく表してると思う」
という声も登場。
「震」(95年)、「倒」(97年)、「毒」(98年)、「災」(04年)、「偽」(07年)など、
後ろ向きなニュアンスの漢字は何度も選ばれているが、来年こそはポジティブな漢字が選ばれるよう期待したいものだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/9585776/