米軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35」のアジア太平洋地域での整備拠点が
日本に設置されることが17日、分かった。日本政府関係者が明らかにした。
在日米軍の運用面での利点や日本企業の技術力に加え、
航空自衛隊が次期主力戦闘機として2017年度からのF35導入を決めていること
などが評価され、日本が選ばれたとみられる。
日本で整備するのは空自が導入する42機や、在日米軍が17年に配備する機体。
整備はF35組み立てなどを担当する三菱重工業やIHIが受注する方向だ。
オーストラリアや韓国もF35の配備を決めており、それらの機体整備も日本で行う可能性がある。
F35の整備拠点に関しては、小野寺五典防衛相(当時)が今年7月、
製造元の米テキサス州のロッキード・マーチン社の工場を視察し、誘致の意向を表明していた。
F35は米国が英国などと共同開発した戦闘機。
レーダーに探知されにくいステルス性能に優れている。
米側は米本土以外にも整備拠点を設ける方針で、イタリアとトルコでの拠点設置が決まっている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014121700887