【社会】信長、秀吉らが家臣に宛てた印状4通発見 神戸市の民家で 神戸大が発表©2ch.net

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信長、秀吉らが家臣に宛てた印状4通発見 神戸市の民家で 神戸大が発表
2014.12.8 20:02

 織田信長と豊臣秀吉、秀次が、志摩国鳥羽(現三重県鳥羽市)で水軍として活躍した九鬼家に宛てた印状4通が神戸市の民家に保管されていることが分かり、調査した神戸大が8日発表した。朝鮮出兵の際に、着物を与えて激励したことや、敵船を乗っ取った手柄を褒めた内容が記されている。

 4通は、信長の黒印状と秀吉の朱印状がそれぞれ1通と豊臣秀次の朱印状が2通。他に関ケ原の戦いの時期に、徳川家康が出した書状の写しも見つかった。神戸大の村井良介学術研究員は「九鬼家に関して知られていないことも多く、今後の研究に役立ちそうだ」としている。

 秀吉の朱印状は、1593年、朝鮮出兵のため出陣した九鬼成隆に着物3着を贈り「これを着ていよいよ精を入れよ。今後の処置については、別に書面で指示する」と激励する内容。

 また、同年の秀次の朱印状では、出兵中の九鬼嘉隆が2月に敵の2船を捕獲したことを挙げ「適切な措置で、まことに見事な働き。かれこれ気遣いをしてくれていることは察している。良い報告を待っている」と称賛している。

 信長の黒印状は、九鬼嘉隆宛てで「革衣とはかまが届いた。格別喜ばしく思う」と礼を述べている。

 印状は江戸時代に国替えで兵庫県三田市付近を治めた三田藩主・九鬼家の一族に伝来したものとみられる。

 神戸市に住む40代の女性が、祖父から譲り受けて保管していたが、昨年6月、「研究や教育に活用してほしい」と神戸大に調査を依頼した。

      ◇

 九鬼家 戦国時代―明治時代を中心に活躍した一族。志摩国鳥羽(現三重県鳥羽市)で水軍を率いた九鬼嘉隆が、織田信長や豊臣秀吉に仕えた。
朝鮮出兵にも参加した。江戸時代に入ると、嘉隆の跡を継いだ守隆の遺言をめぐって相続争いとなり、幕府が、摂津国三田藩(現兵庫県三田市)と丹波国綾部藩(現京都府綾部市)への国替えを命じた。

http://www.sankei.com/smp/west/news/141208/wst1412080057-s.html