【社会】<太平洋クロマグロ>未成魚の漁獲枠、日本は半減©2ch.net

このエントリーをはてなブックマークに追加
1Anubis ★@転載は禁止 ©2ch.net
<太平洋クロマグロ>未成魚の漁獲枠、日本は半減
毎日新聞 12月5日 20時11分配信

中西部太平洋マグロ類委員会(WCPFC)の年次会合は5日、2015年から適用する太平洋クロマグロの未成魚(重さ30キロ未満)の新たな漁獲枠について、02〜04年の平均から半減することを決めた。WCPFC全体で年9450トンから年4725トンに減らし、このうち日本の漁獲枠は年8015トンから年4007トンになる。水産庁が同日発表した。

 WCPFCは日本や米国、欧州連合(EU)、台湾など26の国・地域が加盟。
年次会合は1〜5日、南太平洋の島国サモアで開催され、WCPFCの小委員会が9月に合意した未成魚の半減案を採択した。
未成魚の漁獲量が半減することで太平洋クロマグロの価格は上がる可能性がある。

 高級すしネタや刺し身に欠かせない太平洋クロマグロは、乱獲などが原因で親魚の資源量が過去最低水準に近づいている。漁獲の大部分はメジやヨコワと呼ばれる未成魚で、産卵する親魚になる前にとられると資源回復が難しい。

 国際自然保護連合は11月、太平洋クロマグロを絶滅危惧種に指定した。最大消費国の日本は資源回復に率先して取り組まざるを得ない立場にある。

 ◇キーワード・クロマグロの資源管理

 クロマグロは高級すし向けに人気が高く、一般的に他のマグロより高値で取引されている。2012年に国内供給されたのは太平洋産が約6割、大西洋産が約4割。乱獲で資源管理が課題となっており、
日本近海を含む中西部太平洋、東部太平洋、大西洋の海域ごとに国際委員会が設置され、漁獲量などを規制している。

 太平洋クロマグロは資源量が減少しており、中西部太平洋マグロ類委員会(WCPFC)や全米熱帯マグロ類委員会(IATTC)が来年から漁獲規制を強化する。
一方、先行して漁獲規制が強化された大西洋クロマグロは資源量が回復傾向にある。大西洋マグロ類保存国際委員会(ICCAT)は11月、日本などの漁獲枠を来年から増やすと決めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141205-00000090-mai-bus_all