【科学/医療】遺伝情報、1文字違うだけで不妊に…マウスで実験 理研チーム [11/8]©2ch.net

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遺伝情報:1文字違うと不妊に…マウスで実験 理研チーム
http://mainichi.jp/select/news/20141109k0000m040023000c.html
毎日新聞【相良美成】 2014年11月08日 19時16分(最終更新 11月08日 19時29分)


 約30億塩基対全遺伝情報のわずか1文字(1塩基対)の違いで不妊が起き
ることをマウスの実験で確認したと、理化学研究所バイオリソースセンター
(茨城県つくば市)のチームが発表した。オス、メスともに生殖器の一部が正常
に作られず、不妊になっていたという。同じ原因でヒトの不妊が起きている可
能性もある。英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載された。

 生物の遺伝情報は、細胞内のDNAに塩基と呼ばれる4種類の文字、A(ア
デニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)を組み合わせた暗
号文字で書き込まれている。

 チームは、生物の組織の形成に深くかかわるベータカテニンと呼ばれるたん
ぱく質を作る遺伝子に注目。このうち1文字が、通常のTではなくAに変わっ
たマウスを作った。その結果、オスは精液の成分を分泌する精のう、メスは子
宮につながる膣(ちつ)の異常が確認された。一方、精子や卵子は正常に作ら
れ、他の異常もなかった。

 チームの村田卓也開発研究員は「ヒトとマウスのベータカテニンの構成は同
じで、マウスの解析結果がヒトにも当てはまる可能性が高い。不妊の早期診断、
早期治療につながるかもしれない」と話している。


原論文:
[bgr]-cateninC429S mice exhibit sterility consequent to spatiotemporally sustained Wnt signalling in the internal genitalia : Scientific Reports : Nature Publishing Group
http://www.nature.com/srep/2014/141107/srep06959/full/srep06959.html