【ビール】サントリーとアサヒが過去最高益、キリン苦戦©2ch.net

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1野良ハムスター ★@転載は禁止 ©2ch.net
ビール大手4社の2014年1〜9月期の連結決算が6日出そろい、サントリーホールディングスと
アサヒグループホールディングスの経常利益が過去最高となった。消費増税や夏の天候不順で
ビール類市場は縮小したが、価格が高めの高級ビールが伸び利益を押し上げた。
キリンホールディングスは前年同期比で26%減益となり、サントリーHD、アサヒに利益額で抜かれた。

6日に決算を発表したサントリーHDの経常利益は30%増の1100億円だった。
高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」は缶製品やギフト用を中心に販売数量が1%増加。
第三のビール「金麦」も好調で、同社のビール類全体の販売量は3%伸びた。

国内のウイスキー販売も増えたほか、5月に買収した米蒸留酒大手ビームの収益も上乗せされて
経常増益になった。ビーム買収に伴う関連費用が重く、純利益は84%減の294億円だった。

アサヒのビール類販売量は横ばいだった。主力の「スーパードライ」は減ったが、
2月に本格発売した高級ビール「ドライプレミアム」などで補った。
清涼飲料事業でコスト削減効果も出て、経常最高益となった。

サッポロホールディングスは不動産事業の不振で経常減益だったものの、
国内酒類部門に限れば8%の増益となった。高級ビール「エビス」がけん引した。

苦戦を強いられているのがキリンHDだ。前年同期の経常利益は4社の中で最大だったが、3位に落ちた。
主力の「一番搾り」の販売立て直しに注力した結果、高級ビールの展開が後手に回った。
コンビニエンスストア向けに「グランドキリン」を販売するものの、「ビール類全体への利益寄与は限定的」
(同社)という。第三のビール「澄みきり」の失速も響き、ビール類販売量は7%減った。

http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXLASDZ06HM4_06112014TI0000