医療機器開発のノウハウ提供へ…支援ネット発足
http://www.yomiuri.co.jp/science/20141027-OYT1T50012.html 読売新聞 2014年10月27日 09時06分
政府は、中小企業と病院、研究機関が連携し、新たな医療機器の開発を後押
しする「医療機器開発支援ネットワーク」を28日に発足させることを決めた。
31日に業務を始める。
当面は、経済産業省や厚生労働省などが事務局を務める。来年4月以降は、
幅広い医療研究の中核となる独立行政法人「日本医療研究開発機構」が担う。
ネットワークでは、精密機械や電子部品分野で優れた技術を持つ中小企業に、
医療機器開発に必要なデータや事業化までのノウハウを提供する。血管に挿
入する細い管(カテーテル)や人工関節などを中心に、2020年までに約1
00件の実用化を目指す。
医療機器分野では、売上高の上位10社を欧米の企業が占めている。世界の
市場規模は09年の約26兆円から18年には約48兆円に拡大すると見込ま
れており、欧米勢に対抗していく。