反大統領的な投票すれば「むち打ち」 ボリビアで波紋
モラレス大統領の意に反する投票をすれば、むち打ちの刑にする――。12日投開票の
ボリビア大統領選と国会議員選挙をめぐり、与党議員のこんな発言が波紋を広げている。
この議員は「先住民社会の伝統的な集会で決まった」と説明しているが、最高選挙裁判所は、
公正な選挙をゆがめかねないとして問題視。検察が捜査を始めた。
発言したのは社会主義運動党のルイス・ガジェゴ下院議員(46)。同氏の説明によると、
同国南部で8月中旬、先住民の代表数百人が集まる集会があり、3選を目指すモラレス氏と
与党議員の候補に家族全員で投票することが決まった。ガジェゴ氏はオブザーバーとして
同席していたという。
ガジェゴ氏はテレビでこの内容を紹介。先住民社会ではむち打ちの刑が伝統的に行われて
いることから、「裏切り者はむち打ちになる」と語っていた。
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朝日新聞DIGITAL 2014年10月13日11時37分
http://www.asahi.com/articles/ASGBC2WBHGBCUHBI007.html