“慰安婦証言映像”韓国の市民団体が公開
いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、韓国の市民団体は、日本政府が1993年に元慰安婦から行った聞き取り調査の映像を公開した。
この映像は、公開しないことで双方が合意していた。
映像を公開したのは、韓国の支援団体「太平洋戦争犠牲者遺族会」。日本政府が慰安婦問題の実態解明を進めるために、
93年に元慰安婦16人から行った聞き取り調査は当時、一部撮影が許されたが、証言の内容は、双方の合意で非公開となっていた。
今回、遺族会が公開した映像は約17分で、証言の内容がわかる。
元慰安婦「食事をしていたら突然、刀を持った日本の巡査が現れました。巡査は腕を取って、私を連れて行ったのです」
このとき聞き取りが行われた16人の証言は、裏付け調査がされておらず、存在が確認されていない慰安所で働かされたとする内容も
あるなど、信ぴょう性に疑問が投げかけられているものもある。
遺族会は、慰安婦の移送などに旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の意義を安倍政権が傷つけているため、公開に踏み切ったと主張している。(09/16 18:34)
http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/TI20151949.html