中国・BWCHINESE中文網は29日、「日本資本の中国離れは加速するか?」と題した記事を掲載した。
海外投資に影響する3つの要素は▽投資国の経済環境▽投資目的国の経済環境▽両国関係。中国商務部の統計によると、
今年1〜10月の米国、英国、フランスの投資金額はそれぞれ前年同期比で14.4%減、
1.7%減、24%減だったが、中国の実質外資導入額は同15.8%増に上った。日本企業は65.5%の増加。2010年通年の対中投資額を上回っている。2013年、日本の実質対中直接投資額は前年比4.3%減だった。
投資目的国としての中国の経済環境をみると、経済の高度発展に伴い人件費が高騰、在中外資系企業の利益が圧縮されている。
生産拠点としての魅力は徐々に下がり始めている。一方、東南アジアの安価な人件費と新興市場に誘われ、
多くの在中日系企業が相次いで南下。対外投資額の分散は日系企業の中国市場への投資に確実に影響している。
一方、日中ビジネスに詳しい専門家沈才彬(シン サイヒン) 氏によると、日本の対中国投資の情熱が弱まったわけではない。
中国から撤退したのは個別の企業で、全体的なことではない。中国の世界市場としての地位は、 代替できるものではないとしている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/393747/