オスプレイ:佐賀配備、佐世保の機動団輸送…防衛相方針
【毎日新聞】 2014/07/20 21:19(最終更新 07/21 00:16)
小野寺五典防衛相は20日、2015年度から陸上自衛隊に導入する垂直離着陸輸送機オスプレイを
佐賀空港(佐賀市)に配備する計画について、長崎県佐世保市に創設する「水陸機動団」の輸送手段として、
地理的に一体運用できるとの認識を示した。佐賀県の古川康知事には17日に電話し、「佐賀空港を
使わせてほしい」と要請したことを明らかにした。東京都内で記者団の質問に答えた。【飼手勇介】
水陸機動団は佐世保市の陸自相浦駐屯地に配置され、中国の海洋進出をにらみ、沖縄県・尖閣諸島も含めた
離島防衛を行う。小野寺氏はオスプレイの配備場所として、佐賀空港を選定した理由について「水陸機動団と
併せてオスプレイの活用を検討しており、地理的にもいい場所だ」と説明。佐賀空港が有明海に面し、騒音など
環境面でも配慮しやすいことも挙げた。
オスプレイは通常のヘリの2倍の速度で飛行が可能で、輸送能力も高い。防衛省が佐賀空港への
オスプレイ配備を進めるのは、水陸機動団の「足」として活用し、離島防衛を強化するためだ。政府は
18年度までにオスプレイを17機導入する方針で、小野寺氏は「整備、補給部隊の訓練を考えた場合、17機は
一つの場所に置くことが適当」と述べ、全機を佐賀空港に配備したい考えを強調した。
小野寺氏は記者団に対し、22日に武田良太副防衛相が古川知事と面会し、具体的な内容を伝えると説明。
佐賀県吉野ケ里町の陸自目達原駐屯地に配備されているヘリコプター部隊についても「佐賀空港に移設し、
市街地化している目達原基地の負担軽減をさせていただけないかもお願いする」と話した。
一方、沖縄県は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の米軍オスプレイ24機のうち、半分を県外移転するよう
要請している。小野寺氏は米軍機の受け入れ先として、佐賀空港の活用について「米側に『同じような装備を
使う場所』と説明しやすい場所の一つだ。ただ、本土全体の中で米軍がどういう形で沖縄の負担軽減が
できるか、米側と相談していく」と表明。11月の沖縄県知事選を控え、沖縄の基地負担軽減の取り組みを
アピールする狙いもある。
ソース:
http://mainichi.jp/select/news/20140721k0000m010062000c.html 依頼:
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1405586995/538 関連スレッド:
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