【赤旗】大阪市の生活保護行政 違法だらけ 「風俗で働け」患者に求職強要

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「格差社会」解消の処方箋 ジョセフ・E・スティグリッツ より抜粋

Stiglitz 世界の金融システムを監督するのが仕事のIMFでは、実質的にアメリカ一国だけが拒否権をもっているし、
経済開発促進を担う国際組織の世界銀行の歴代総裁はアメリカ大統領が指名してきた。だからIMFではドルの意向がすべてで、
世界銀行の決定にはアメリカの政治事情が強く反映されてきたのだ。このような組織が途上国の意見や懸念に重きをおくはずがない。

   Q − あなたは、グローバリゼーションの中できわめて大事な要素である貿易の自由化と資本市場の自由化に関わる
攻策枠組みをつい最近まで決定してきたのはIMF、世界銀行とアメリカ財務省だったと指摘しています。
だが、いま彼らの間で結ぱれた合意 (ワシソトン・コンセンサス) は、ほとんどの途上国からすっかり信頼を失っています。
その政策の誤りは何に起因するのですか。

Stiglitz 最も基本的な間違いは市場原理主義への信奉によって生まれた。つまり、市場そのものがあらゆる問題を解決してくれるから、
政府の役割を最小化していくべきだという考え方だ。民営化と貿易の自由化と規制緩和を重要視したのだ。
だが大事なのは、政府の役割と市場の役割のバランスである。私は開発促進や貧困層保護で政府に大きな仕事をさせるべきだと考えている。
産業界を成長させて雇用を創出するには、その環境を政府が整えてやらねばならないのだ。

二つ目の間違いは、公平性の問題を無視したことだ。つまり富の配分について考慮しなかった。
コンセンサスを支持する者の中にはGDP(国内総生産)さえ伸びていけば最終的には皆がおこぼれにあずかれるという、
「トリクルダウン理論」を信じる人もいた。だがそれは誤りだった。ラテンアメリカの国々ぱかりでなくアメリカでさえ、
経済がよくなったのに、貧しい人が増加するという現実に直面することになった。

そして、こうした不平等が広がり、格差が大きくなると社会や政治の不安定につながり、それが経済成長の障害にもなった。
重要なのは、各国が公平性の実現に重点を置き、成長の恩恵が広く共有されるように手を打つことなのである。 …
ttp://blog.livedoor.jp/wxmx07589-wxmx07589/archives/31122541.html