【村山貢司の気象&経済歳時記】若者の酒離れ
http://www.zaikei.co.jp/article/20140531/196454.html 大手居酒屋チェーンの業績が悪化している。ワタミは売り上げが前年比7%減で、
上場以来初の赤字となった。はなの舞などを運営するチムニーは4%減、
甘太郎のコロワイドは3%減であった。背景の一つには若者の酒離れがある。
価格comの調査では、週に1回程度しか飲まない、
あるいは全く飲まない人の割合は50代が19%、60歳以上が17%であるのに対し、
20代では48%にもなっている。また、若者が飲酒をする場所で
最も多いのは自宅または友人宅で、外での飲酒は敬遠される傾向がある。
一方、高年齢の層では外での飲酒の機会が比較的多いが、
若者向けのメニューが多い大手居酒屋はやはり敬遠されがちである。
若者の外食離れは景気低迷で説明されることが多いが、面白いのは、
あまり飲まない若者でも、美味しい酒やビールに金を使っている点である。
例えば、ビールを購入する際の基準は圧倒的に味の良いことが支持されており
、単価の高いエビスやプレモルが上位にランクされている。
そんな中で、アメリカのブルーボトルコーヒーの日本進出が決まった。
スタバなど気軽に飲めるコーヒーというイメージから、多少高くても美味いコーヒーへの変化である。
日本でも以前はコーヒー専門店といえば自宅では味わえない
美味いコーヒーであったが、大都市ではすっかり見かけなくなった。
ブルーボトルは、地域によって店のスタイルを変える方法も指示されている。
画一的なチェーン店は単価は安いが、全国どこにいっても同じ味であり、
ゆっくり美味い酒や食事を楽しみたい層には、今後も敬遠されていくだろう。
その土地のもの、旬のもの、地酒など特色を出さなければならないが、
同じようなことは、すべての業界に言えるのではないだろうか。
(気象予報士・経済評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
★1の日時:2014/06/01(日) 16:09:29.09
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1401529122/