「ものすごくつまらない」という評判が定着してしまったフジテレビ昼の情報バラエティ『バイキング』で、さらに視聴者を萎えさせる出来事が発生しているようだ。
番組中の一コーナー「Yahoo!検索急上昇バイキング」でピックアップされている検索急上昇ワードが、
Yahoo!検索データの急上昇ランキングとほとんど一致するところがないというのだ。このウワサは本当なのか、27日放送分の急上昇ワードを比較してみよう。
20項目のうち、両者ともにランクインしているワードは「キプロス」「黄砂」「フレーバーウォーター」の3つだけ。
前日26日分のデイリーで見てみると、「AKB」と「川栄」は確かに上位に入っているのだが、それ以外はまったくと言っていいほどかぶるところがない。
『バイキング』が取り上げた20項目は、一体どこから引っ張ってきたキーワードなのだろうか?
Yahoo!のランキングは、1日の大半をネット漬けで過ごしている筆者からすると、すべてその日話題になったニュースと関連することのできるキーワードばかり。
一方、『バイキング』のほうは、ネットのどこでトレンドになっていたのかピンとこないものが多い。
もっと踏み込んで言うと、番組出演者に関係するもの、写真やVTRを用意できたもの、
ネットの情報に疎い視聴者にウケそうなものを適当に引っ張ってきているだけに見えるのだ。
もっとも『バイキング』の20項目はどこにも「ランキング」とは書いていないので、もしかしたらYahoo!ランキングのずっと下の方まで探せば
一致するワードが出てくるのかもしれない。しかし、そんな意図的な抽出をした検索急上昇ワードに意味があるのか、甚だ疑問である。
フジテレビは以前にも、『笑っていいとも!』の好きな鍋とピザのランキングを当てるコーナーで、キムチ鍋とプルコギピザを1位にもってきて物議を醸したことがある。
当時、フジテレビは局を挙げて韓流を推していたので、視聴者から「捏造ではないか」と疑問の声が相次いだ。
後番組になっても、捏造とは言わないまでも、自分たちが推したいものを推すという姿勢はまったく変わらないようだ。
ひな壇のメンツは芸能事務所とのしがらみを感じる顔ばかり、ゲストはほとんどが番宣要員、
そして紹介する情報すべてが宣伝臭を発しているとくれば、視聴者がそっぽを向くのも無理はない。もはやフジテレビには何も期待できない。
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