【政治】菅官房長官、少子高齢化対策「移民をすぐ受け入れる状況にない」=外国人労働力の受け入れの必要性に言及

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「正論」平成26(2014)年6月号
【警世特集】亡国の「移民国家」論を許さない
移民「毎年20万人」受け入れ構想の怪しさ
産経新聞論説委員 河合雅司
http://www.fujisan.co.jp/product/1482/b/1067198/

 各国で高齢化が進めば、若い労働力の奪い合いになることも予想される。最速で高齢化が進み、
言葉の壁が立ち塞がる日本は必ずしも魅力的な移民先であるとは限らない。
          (中略)
 それでも、ある特定の国だけが送り出し続けるならば、それはある種の政治的意図をもって狙い
撃ちしていると考えたほうがよい。これからも、移民は政策論として非常に困難だと言わざるを得ない。
          (中略)
 政府が非公式ながら、移民の大量受け入れを本格的に検討し始めたのは2000年頃とされる。
そして、背後にちらつくのは財務省の影だ。ある中堅幹部が「省内でずっと検討を重ねてきた」と認め
ている。
 推進派官僚たちにとって移民政策は、悲願なのである。
          (中略)
 推進派官僚たちは実に巧妙だ。内閣府の試算で「移民」を派手にぶち上げ国民の耳目を惹きつける
一方、あたかも移民政策とは別物のように外国人労働者の受け入れ要件をなし崩しに緩和し、実質的
に「単純労働」を認めてしまおうとの作戦のようである。
 安倍首相がわざわざ「移民政策と誤解されないように」と強調したところにこそポイントがある。
          (中略)
「五輪スタジアムの建設が間に合わないとの説明には反対しづらいものがあることを計算に入れての
ことだろう。先の財務省中堅幹部は「今回は建設業側から『外国人を入れてほしい』と言ってきたので
助かった。これは蟻の一穴となる」と明かしている。
 その言葉通り、推進派は建設業を突破口に畳み掛け始めた。
          (中略)
 外国人労働者をなし崩しに受け入れようとしていることについて、ある推進派官僚は「人口減少に
対応するには、もはや外国人を入れるしかない。移民に反対するのは敗北主義だ」と強調してみせた。