今年になってNHK総合が、アブダクション、金縛り、ポルターガイストなど、超常現象を扱った番組をた
て続けに放送している。しかし、その結論は「超常現象はない。目に見えないものなど存在しない」という
もの。複数の学説などがある場合、それを公平に検証するのが筋だが、一連の番組は、視聴者にひとつの説
だけが結論であるかのように印象付ける構成となっている。
(略)
「幻解!超常ファイル」では、アブダクション体験者が、宇宙人を見た後で体が動かなくなるケースが多いと
いう理由で、「アブダクションは金縛りと似ている」と少々強引に結論付け、金縛りの時に幻覚を見るメカ
ニズムを専門家に説明させている。
また、アブダクション体験者には記憶を取り戻させるために催眠をかけるが、催眠によって、作り話や聞
いた話をあたかも自分の体験のように感じさせてしまうのだと学者に語らせている。
これによって、アブダクションは「脳の作用」によって生み出された「偽の記憶」だと断じた。
だがこれは、あまりにも一面的すぎないだろうか。アブダクションと金縛りが一緒なら、牽引ビームで空
中に引き上げられた姿が目撃されたり(アメリカでは警察官による目撃証言もある)、車でハイウェイを走っ
ている途中にアブダクションされたりといったケースは説明できない。そもそも「偽の記憶」や「勘違い」
とするには、体験報告が多すぎる。
さらに4月26日放送の「タイムスクープハンター」では「解明せよ! 戦慄の超常現象」と題し、ポルター
ガイスト現象を取り上げた。
「タイムスクープハンター」シリーズは、未来の記者が過去にタイムスリップし、その時代の出来事を取材
するという設定の番組だ。実際に存在したとされる事象を取り上げ、あたかもその場に立ち会っているかの
ような臨場感を持ち味にしている。
(略、読み物としては面白いので洗脳されない方は読んで下さい)
幸福の科学:
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7788