【歴史】朝日新聞阪神支局襲撃事件をふり返る・・・赤報隊の主張、改めて読み返すと「ネトウヨ」の心情に近い

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1幽斎 ★@転載禁止
防災歳時記5月3日 朝日新聞阪神支局襲撃事件と潜在右翼
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/5/8/5810.html

今から27年前、1987年(昭和62年)の今日5月3日、
兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が乱入、
29歳の記者と42歳の記者に発砲し、29歳の記者の命が奪われた。

朝日新聞阪神支局襲撃事件
 3日後に「赤報隊一同」名の犯行声明が届き、「反日分子には極刑あるのみである」などの内容が記されていた。
 その後も朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃事件、
朝日新聞静岡支局爆破未遂事件、中曽根・竹下元首相脅迫事件、
江副浩正元リクルート会長宅銃撃事件、愛知韓国人会館放火事件と「赤報隊」名の事件が続いた。
 それらの事件における犯行声明では、犯人が「反日マスコミ」と断罪した
朝日新聞を始めとするマスコミへの憎悪、元首相への靖国参拝の要求、在日韓国人への憎悪などが書き綴られていた。

 結局、真犯人は分からないまま、すべての事件は公訴時効が成立、いまだ真相は闇の中となっている。
 これら一連の「赤報隊事件」は、「右翼団体に所属する人間」が起こした、
と推測するのが普通だが(実際、警察は多くの右翼団体の人間を捜査した)、
細かい点が従来の右翼の主張とは異なることから、新右翼の論客 故野村秋介氏は
「赤報隊は右翼ではない」と指摘、さらに新右翼「一水会」最高顧問の鈴木邦男氏も
「絶望的な気持ちを持っていた潜在右翼」と論じた。