【アメリカ】米国で広がるマリファナ合法化の動き、その本当の理由は…「『対麻薬戦争(WOD)』と、禁酒法の失敗は似ている」★2
899 :
名無しさん@13周年@転載禁止:
高麗人参を服用すると元気がでるそうだ。
実際医薬品の規格の基準である「日本薬局方」にも記載されているそうだ。
幕府は天下泰平維持のため諸大名の力を削ぎ落とす目的で長崎の出島以外での貿易を禁じていた。
高麗人参も出島以外から入るものは「抜け荷」として処罰の対象とされ、正規品抜け荷とも高嶺の花だった。
時は寛政十三年、カーター君は病気の母と共に江戸の貧乏長屋に暮らしていた。
カーター「俺は今日から暮れてからも働く、ここにある飯をちゃんと食ってくれよ、養生所で貰った薬も忘れずに飲めよ」
母「お前、鳶の仕事で疲れてるんだろ、ゴホッ,ゴホッ, それに暮れてから一体どんな仕事があるんだいゴホッ,ゴホッ」
カーター「船の荷降ろしだ、いい金になる」
母「荷降ろしの仕事がなんで暮れてからあるんだい、ゴホッ,ゴホッ,」
カーター「そんなこたあ知らねえよ、仕事があるって言うんだから働くだけさ」
母「お前に苦労ばかりかけて、私は死んじまったほうがいいんだ、ゴホッ,ゴホッ,お前は早く嫁を貰えゴホッ,ゴホッ,」
カーター「馬鹿なこと言うな!俺はこのとおりピンピンしてらあ、ピンピンして鼻血がでるくらいだぜ」
・・・船着場・・・
荷物を担いだカーター君の前を歩く人足が転び、箱の中身がこぼれた。
親方がすぐに飛んできて、こぼれた荷物をすぐに箱に戻した。
親方「ば ばきゃーろー、しっかりしねえか!」
その一瞬、こぼれた荷の中に朝鮮人参があるのを夜目の利くカータ君は見逃さなかった!
親方「とっととその荷車に積め」
人足「へっ へえ」
カーター「この荷車はどこへ行くんで?」
親方「これは芝の薩摩の中屋敷へ行く荷車だ、馬鹿そんなことお前に関係ねえ、とっとと次の荷物降ろして来い」
・・・翌朝・・・
カーター「母ちゃん、今日からこの薬を飲め、養生所の先生の処方だ」
母「養生所の先生の処方って、お前昨日は船着場に行ってたんじゃないかゴホッ,ゴホッ,」
カーター「つべこべ言わずに飲め、精がつく薬だ」
母「こ、こ、こ、これは!」
この後江戸の世を騒がせた鼠小僧次郎吉20歳の春のことだった。