【社会】「線量ここまで高いとは…」予想を超える被ばく線量値に林業関係者ため息−福島

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1幽斎 ★@転載禁止
「線量ここまで高いとは」 推計値に林業関係者ため息
http://www.minyu-net.com/news/news/0418/news9.html

 「高いと思っていたがここまでとは」。政府が算出を進めてきた
住民の年間追加被ばく線量推計値の概要が明らかとなった17日、
調査地点となった飯舘、川内両村と田村市都路地区の屋外で
仕事をすることが多い農林業者は予想を超える推計値に驚き、
一様に表情を曇らせた。「山林の線量を下げてほしい」。農林業を続けるため業者は対策を求めた。
 福島市内の仮設住宅で生活する飯舘村蕨平(わらびだいら)地区の
志賀福明(よしあき)さん(76)は「ここまで高い数値とは」と驚いた
同地区で居住、小宮地区の山林で林業を営む人の推計値は17.0ミリシーベルト。
志賀さんは林業会社を営み、鳥獣保護員を務めるなど山林を仕事場としてきた。
東京電力福島第1原発事故の影響で家業は休業状態となったが、
村の鳥獣被害対策実施隊の一員としてイノシシ駆除に参加。
昨年も何度も山に入った。「この数値では戻ることができないと感じてしまう」とため息をついた。
 川内村で農林業の会社を営む河原修一さん(53)は、
農林業を仕事とする人の推計値が高い傾向にあることに「社員の健康が心配」と打ち明けた。
作業前、線量を測るよう社員に指導している。線量が比較的高い場所で
作業をすることもあるといい
「線量を下げようと伐採すれば土砂崩れの恐れが出てくる」と説明する。
「帰村に影響が出ないといいが」と話した。
(2014年4月18日 福島民友ニュース)