【アメリカ】NYタイムズは、ビッグデータの「ビジュアル化」でいかに洞察を引き出したか…ビッグデータ解析で導き出せる「口コミ効果」
(
>>1の続き)
「ビッグ」とはどの程度かというと、実に膨大な量だ。ニューヨークタイムズに言及しているすべてのツイートとリツイート、そして
ツイッターとフェイスブックで本紙記事にリンクされているすべての短縮URLへのクリックを記録する。それらを、ユーザーが本紙の
サイトに来て何をしたのかを示す閲覧履歴と組み合わせる。このプロジェクトは、広く知られる「情報のカスケード」(ある意見の真意
が精査されずに賛成意見の滝が形成されること)のコンセプトを用いたものである。カスケード2.0のようなものだと思ってもらえれば
いい。
取り組みの目的は、ネット上のカスケードや会話がどんな時に本紙コンテンツの大量消費につながるのか(もしくは、つながらない
のか)を理解・予測するためである。そして、より重要な関心事項として次の点にも着目している。クチコミが読者数や定期購読、
広告収入にどのような影響を与えるのか。そうした会話に本紙がどう参加すれば、ユーザーとのつながり(エンゲージメント)を強化
できるのか。つながりを増やしてくれる、本当に影響力のある読者をどう見分けるか。本紙はそうした影響力のあるユーザーとどう
関われば、彼らのニーズ・関心に応えることができるのか。これらを統計解析した結果は、芸術的で美しいリアルタイムのデータ
ストリームに表すことができる。
ストリームの取り扱い、セッションのアーカイブ化、情報の格納や操作は、それ自体が非常に困難な作業である。だがもっと難しい
のは、美しいビッグデータを、実行可能で意味のある、意思決定に役立つ知識に変換することだ。そして我々は、その知識を得るうえで
ビジュアル化が最も重要な道しるべの1つとなることを発見した。統計解析においてどこで何を探すべきかを知るために、ビジュアル化
は不可欠だったのだ。
(さらに続きます)
4 :
名無しさん@13周年@転載禁止:2014/04/10(木) 08:39:03.19 ID:2dpzeUhG0
プライバシーの侵害と紙一重だよなぁ。
(
>>3の続き)
このように、たった3件のデータのビジュアル化により、いわゆるバイラリティ(クチコミの効果)について重要なニュアンスを理解する
ことができた。ネット上のクチコミと記事へのアクセスの関係は、「バイラル現象」の一言ですべてを説明できるほど単純なものではない。
コンテンツの種類によって、異なるパターンが出現するのだ。
とはいえ、ビジュアルがすべてを伝えるということではない。いくつかの明確な相関関係はたしかに見られる。しかしクチコミの影響に
ついて信頼性のある真の洞察を生みだすには、複雑な条件付き依存関係や、時間的な自己相関およびネットワーク自己相関をふまえ、
因果関係を説明する精緻な統計モデルを構築する必要がある。
それでもこれらのビジュアルは、データのどこを見て、どのような問いをすればよいかを知るうえで役に立つ。より複雑なモデルを
構築するには、最適な構築場所を知る必要があるが、ビジュアルはそのためのヒントとなるのだ。
カスケード2.0は、最新のアナリティクスに基づいて構築されるが、それにはデータのビジュアル化が必要になる。ビッグデータを
効果的かつ効率的に利用するには、重要な問いかけをして、不要な問いを避けることが不可欠だ。ビジュアル化なしでは、有用な解
を得るための問いを見つける効率が格段に落ちる。だからこそ、データのビジュアル化はデータ・サイエンティストにとって最も重要な
ツールの1つでなければならない。それは深くて暗い森の中を照らす明かりなのだ。
(原注:本記事のビジュアル化図表は、ニューヨークタイムズ研究開発室のクリエイティブ・テクノロジストであるニコラ・ハンゼルマン
による。)
HBR.ORG原文:To Go from Big Data to Big Insight, Start with a Visual August 27, 2013
http://blogs.hbr.org/2013/08/visualizing-how-online-word-of/ (終わり)
NYタイムスとか日本のスポーツ新聞にすら遠く及ばない発行部数なんすけど
7 :
名無しさん@13周年@転載禁止:2014/04/10(木) 08:45:22.19 ID:BtNoKMMN0
ビッグデータはデータ対象者に使用料払えよ
ロコミ?
暴カニ男や原子カムラみたいなの?
11 :
名無しさん@13周年@転載禁止:2014/04/10(木) 17:35:17.57 ID:mr2U1g/70
アメリカ版アカヒ
12 :
名無しさん@13周年@転載禁止:2014/04/10(木) 17:38:42.93 ID:Xzncg+gB0
>> 6
そっか、口コミもそうか.
「ビッグデータ」がそれっぽいと記事を読んでた.
中には役立つ情報も得られるんだろうが、商売として
費用対効果が十分にあるものなのか?あるいは、ただ、
流行研究項目でテーマやお金をひっぱりたいだけなのか?
「ビッグデータ」についてはまだまだ半信半疑.
デビッド・マニング「せやな」
個人情報を扱う会社がネット工作することは、個人情報を適当に扱う可能性が高いため、禁止の法律をつくるべき。