老齢の母親を一酸化炭素中毒で殺害したとして、警視庁捜査1課は5日、無職の次男、中村仁容疑者(45)=東京都墨田区=を
殺人の疑いで逮捕した。同容疑者は「無理心中しようとしたが、途中で外に逃げた」などと供述しているという。同課は母親の介護疲れ
などが原因で、心中を図った可能性があるとみて調べている。
逮捕容疑は2月25日午前、墨田区の自宅アパートの一室で、木炭を燃やして一酸化炭素を発生させ、母親の孝子さん(当時80)
を殺害した疑い。同課によると、孝子さんは50代の長男と中村容疑者の3人暮らし。長男と同容疑者が孝子さんの介護をしていた。
長男が同月27日、孝子さんが起きてこないことを不審に思って寝室に入ったところ、死亡しているのを発見。台所上の洗面器に
燃やした木炭が残っていたという。
同課によると、中村容疑者は「今年に入り木炭を購入した。(過去にも)2回ほど心中を試みたことがある」などと供述しているという。
ソース(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0500Y_V00C14A4CC0000/