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名無しさん@13周年@転載禁止:
北方領土交渉で、ロシア住民はそのまま永住権付与、択捉が半々とか共同管理とか言われてるが、
そういうプランはウクライナ情勢によってその有効性が完全に否定されたと思う。
クリミアはフルシチョフがウクライナに譲渡したが、
その理由はウクライナ共産党が権力闘争でフルシチョフを支持してたからとか、
ウクライナ時代に世話になったからとかという推測がある一方で、
フルシチョフの娘によれば、ロシア系住民では成果がなかった農業振興で、
ウクライナ人の協力を得るのが目的だったという。実際、移住してきたウクライナ人によって農業が発展してる。
しかし、今になってロシアが軍事力を背景に、ロシア系住民保護を名目にクリミアを併合してしまった。
セバストポリは黒海艦隊の基地なんだから以前からずっと取り戻すチャンスをうかがってたはずだ。
ウクライナにはパイプラインのガスを止めると脅しをかけ、
展開した軍事力は、スラブ文化系の東ウクライナすら併呑するかの勢いだ。
これでは北方領土で国後以西を引渡し、択捉を共同管理ということで、
日本資本と人材が北方領土を開発し発展させ、
返還条件で、極東シベリアを開発してパイプラインで日本にガス輸入してたら、
後になって、択捉のロシア人を保護すると言ってロシア軍が侵攻してきて、
更に国後以西の残り3島も併合するぞ、抵抗したらガスを止めると脅してくるってことだ。
考えてみればロシア革命後のレーニン時代には、かつて併合したバルト三国を一旦独立させている。
対露警戒の西側への平和ポーズがその目的だったが、やがてスターリンになってまた併合している。
領土を一時的に手放すとしたら、それは単なる戦略にすぎないということがよくわかる。
そこにロシア人を残したらそれを名目に再侵攻してくる危険が残るということ、
ガスを依存したら首根っこをつかまれる、
彼らの軍事的な拠点を残したら、永遠に立ち去ってくれない。
そういう認識をきっちり持っておかないといけない。