★大阪・城東区、国保料3億円不適切減免 4年間で計4500件
2014/3/19 2:16
大阪市は18日、城東区役所で国民健康保険料の不適切な減免があり、2009〜12年度の4年間で、
保険料や延滞金を計4511件、約3億700万円を徴収しないミスがあったと発表した。
区によると、失業などで収入が激減した際の保険料減免は原則申請時から遡って適用できないのに、
担当者が遡及して適用できると誤解したことが原因という。担当者は「誤った手続きが代々
引き継がれた」と説明したが、いつミスが始まったかは不明としている。
約3億円は市の一般会計から補填された。区は「弁護士に意見を求めたところ(不適切な減免が)
直ちに違法とはいえないとの判断だった」として区職員による補填などは見送るが、延滞金の
徴収ミス約20万円分は区側の責任が大きいとして職員が自費で補填する。
市公正職務審査委員会が昨年2月、城東区に適正化を勧告。区が実態調査した結果、上司の決裁
なしで減免決定通知を交付したり、市長印を押したりした事例も多数発覚した。他の23区で同様の
事例はなかったという。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC18030_Y4A310C1AC8000/