★地価の先行き 専門家で見方分かれる
3月18日 17時27分
地価の今後の動向について、専門家の間では、緩やかに上昇するか、上昇のペースが鈍るかで、見方が分かれています。
「不動産経済研究所」の福田秋生企画調査部長は「アベノミクス効果によって住宅購入の勢いは堅調だ。
用地の取得も活発化しているし、オフィスも駅近くに新しい大きなビルが次々に出来ている。
急激に市場が悪化する気配はなく、地価は今後、右肩上がりの緩やかな形で上昇していくのではないか」と話しています。
一方「ニッセイ基礎研究所」の斎藤太郎経済調査室長は「4月以降は消費税率の引き上げで景気が
いったん減速すると考えられる。住宅の需要の多くは、税率引き上げ前の『駆け込み需要』とみられ、
今後はその反動でかなり落ち込むと考えられる。このため地価も今の上昇ペースが鈍ったり、
足踏み状態になったりする心配がある」と慎重な見方を示しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140318/k10013067431000.html