家から出ることなく、年を重ねた息子や娘。
「この子を残して死ねない」「自分で生活保護を申請できないのでは」など親の悩みは尽きない。
引きこもりの人の高齢化が社会問題となる中、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、子の住まいや生活資金を早めに手当てする「サバイバルプラン」を提唱する。
◆40歳が一つの目安
畠中さんが提唱するサバイバルプランとは、親が持つ住宅や預貯金などをフル活用し、
親亡き後も引きこもりの息子や娘が平均寿命程度まで食べていけるプランを模索しておくこと。
最後のセーフティーネットとして生活保護があるが、畠中さんは「家から出ないのに、
親が亡くなったときに機動的に生活保護の申請に行けるか。
プライドを高く保つことで自分を守っている子がケースワーカーとうまくつき合っていけるか」と指摘する。
電気・ガス・水道などの契約や料金を引き落とす口座の名義変更を子が自分で手続きするのも難しい。
親が生きているうちに変更しておけば、親の死後に口座がいったん凍結されて支払いが滞る事態を避けられる。
サバイバルプランは生活設計だが、著書『高齢化するひきこもりのサバイバルライフプラン』(近代セールス社)では、
「ご飯を炊ければ、コメはネットスーパーや通販で購入できる」「レトルトご飯を利用するとゴミが増える。
定期的にゴミ捨てができないお子さんが多いはず」など子の生活力を高める助言もしている。
(長文のため以下省略。全文はソース元にて)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140317/trd14031707360005-n1.htm