"ガンダム 稲城に"
人気アニメ「機動戦士ガンダム」を街づくりに生かそうと、稲城市はガンダムの
大型モニュメントを製作することを決めた。著作権を持つアニメ制作会社のはからいで、
市内への設置が認められた。設置時期は未定だが、
市では新年度一般会計当初予算案に設計委託費約550万円を計上し、準備を進めることにしている。
ガンダムは同市在住のメカニックデザイナー、大河原邦男さん(66)が、デザインを手がけた。
生まれも育ちも稲城の大河原さんは、2011年の同市制施行40周年では、
イメージキャラクター「稲城なしのすけ」をデザインするなどして協力した。
市では昨年4月、観光担当課長を3年間の任期で民間から迎えるなど、観光に力を入れている。
当初予算案には、観光情報の発信拠点となる施設整備に向けた調査・研究経費(5万円)も盛り込まれており、
その目玉としてガンダムを活用するアイデアが浮上した。
しかし、ガンダムは日本を代表する人気アニメ作品。市企画政策課によると、著作権は、
アニメ制作会社「サンライズ」(本社・杉並区)など2社が持っており、
通常はモニュメント作りの交渉に入るだけでも困難だという。
だが、大河原さんの「地元に恩返しをしたい」という強い思いをくみ、サンライズが特別に許可をしてくれたという。
モニュメントは、主役のガンダムのほか、敵方メカのザクの計2体を製作する予定で、
高さはそれぞれ3〜4メートルを想定。設置場所は、観光発信拠点とともに、
JR南武線・稲城長沼駅周辺を中心に検討していく方針。市では、モニュメントを見るために
同駅で降りた乗客が、さらに市内を回遊してもらえるような街づくりにつなげたい考えだ。
(以下略)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20140304-149452-1-L.jpg 2014年3月5日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20140304-OYT8T01525.htm