★後絶たぬ違法製品密輸 14/03/03 (14:38) Icone_imagem
タバコ・飲料の押収量が過去最大
2013年に連邦道路警察(PRF)が押収した違法なタバコ及び飲料品の数量は過去最大を記録した。
タバコは600万箱、飲料は28万9000リットルが押収された。密輸品が多くを占めるこれら違法製品の
押収に絡む逮捕者数は3万3616人。前年の2万6709人を26%上回った。伯メディアが2月23日付で伝えた。
押収された製品は主に近隣の国々から流入する密輸品だ。タバコや飲料品だけでなく、CDやDVD、
衣料品、バッグ、電気製品、医薬品ほか、数多くの海賊版や模造品などの違法製品がブラジル市場に
密輸入されている。これらの違法製品は市中の露店や小売店などで一般の消費者らに販売されており、
正規品市場に少なからぬ損害を与えている。
州をまたいで走る連邦高速道路で巡回監視活動を行う連邦道路警察の犯罪撲滅部門チーフ、ヂオニー
ジオ警部によると、麻薬や武器弾薬の密売人、自動車盗などの犯罪グループがその犯罪形式をタバコ
密輸に鞍替えし始めたことが確認されてからPRFは密輸タバコの包囲を実施した。その結果、
13年には前年の330万箱を82%上回る数の密輸タバコが押収された。
しかし、監視の強化とともに年間の押収数が激増したにもかかわらずタバコの密輸は後を絶たず、
その勢いが衰える様子もない。先の警部は「摘発、撲滅する側にとっての問題は刑罰が軽いという
ことだ。犯罪者らは警察署に連行され、そして解放される。我々は1年間に17回、同一の密輸犯を
捕まえたことがある」と摘発後の問題点を指摘。さらに「犯罪者らが4台のトラックで密輸タバコを
運んでいるとした場合、それらのうちの1台が目的地に到達すれば密輸犯らは何一つ損しない。
もしさらにもう1台たどり着くことができれば儲けがでる。これはコカインのような薬物と同じ
くらい収益性が高い。密輸タバコを購入することが犯罪だという意識を人々が持っていないのも
深刻な問題だ」と付け加えた。(以下略)
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