★PCC脱獄計画が発覚 盗聴捜査で全容解明 14/02/28 (17:20)
ヘリなど用いる大規模作戦
軍警察と市民警察の諜報課がプレジデンテ・ベンセスラウ刑務所で服役中の巨大犯罪組織「州都第1
コマンド(PCC)」の主要メンバーに対して実施した1年間にわたる携帯電話の盗聴捜査によって、
組織のリーダーで現在も同刑務所に収監されているマルコ・カマーショ被告(通称マルコーラ)を
はじめとする服役囚数人の救出計画が発覚した。27日付エスタード紙が報じた。
「サンパウロ州最悪の誘拐犯」と呼ばれるセリオ・ダ・シルバ被告(通称ビン・ラーディン)は
今月2日に交わした通話の中で「数日後に我々は死んでいるか自由の身だ。そのどちらでもない
場合は、プレジデンテ・ベルナルデス特別更生収容所(BIG)に入れられているだろう。
他に選択肢はない」と話していた。これにより、同被告とマルコーラ被告を含むPCCリーダー
数人の救出作戦の実行日が迫っていることが明らかになった。また市民警察と軍警察の諜報課が
サンパウロ州検察局と共同で作成した極秘報告書では、同計画のほぼ全容が明らかになっている。
警察の諜報課が昨年1月6日にPCC副幹部のクラウジオ・ダ・シルバ被告の通話を傍聴し、
PCCが航空機を用いてマルコーラ被告、ビン・ラーディン被告、ルイス・マシャド被告を
刑務所から救出する作戦を練っていたことを突き止め、極秘捜査が開始していた。
PCCはこの計画のためにセスナ機1台とヘリコプター2台を用意したが、そのヘリコプター
1台は軍警察のヘリコプター・アギア(航空パトロール部隊)と同じ外見に塗装されていたほか、
防弾加工や機関銃なども搭載されていたという。(以下略)
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