★新コメ政策補助金、宮城県試算 転作24%増、減反半額
河北新報 3月3日(月)6時10分配信
宮城県は、飼料用米への作付け転換を促す政府の新コメ政策導入を前に、県内生産者らに
支払われる補助金への影響額を試算した。飼料用米などの転作補助金は24%増える一方、
減反農家への補助金は半減する。他の制度を含む県全体の補助金額は年251億円で
従来とほぼ同じだった。
五つの補助金について、2013年度の見込み額(計250億円)を基に算出した。
飼料用米など転作作物に対する補助金「水田活用の直接支払い交付金」は、
102億円から24%増の126億円に増加する。
飼料用米の転作補助金は10アール当たり8万円の現行単価が、14年度以降は生産量に応じ、
5万5000〜10万5000円になる。10アール当たり生産量は6%程度増え、
作付面積が3000ヘクタールに倍増すると仮定した。
減反農家に支払われる定額補助金は、現行の10アール当たり1万5000円が7500円に
半減し、全体額も94億円から45億円に減少する見込み。
農業の多面的機能を保全するため、農地維持の活動をする集落などへの交付金は、
国が現行の類似制度の1.7倍の予算額を示しており、14億円から24億円に増えると試算した。
県農産園芸環境課の担当者は「県全体では微増が予想されるが、各経営体はそれぞれの交付額が増
えるよう、新制度を活用してほしい」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140303-00000002-khks-l04