★基地の国立公園化検討=沖縄サミット直前−米公文書
米国立公文書館は2月28日、クリントン政権時代の機密文書の一部を公開した。それによると、
クリントン大統領(当時)が2000年に沖縄県を訪問する直前、米政府内で米軍北部訓練場
(同県東村、国頭村)の返還を急ぎ、早期に国立公園化する構想が練られていたことが明らかになった。
クリントン氏は同年7月、九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)に出席するため、米大統領としては
1972年の本土復帰後初めて沖縄県を訪れた。当時は米軍普天間飛行場移設問題をめぐって県民の
反基地感情が高まっていた時期でもあり、米政府が訪問成功に向けて腐心していた様子がうかがえる。
北部訓練場の記述があるのは訪問直前の7月18日付の内部メモ。自然豊かな山林「やんばる」にあり、
96年に返還で合意した北部訓練場の一部について、「迅速な国立公園化」に向けて「米政府として
日本政府に協力を呼び掛けることを検討する可能性がある」と記されている。
文書には「障害は複数あるヘリパッドの移設。ヘリパッドの数を減らすことも一案」と書かれ、
海兵隊にこの案を打診したとの記述もある。ただ、北部訓練場の返還はいまだに実現していない。
文書の中には、クリントン氏の県民向け演説について検討を重ねたスピーチライターのメモもあり、
「基地をなくしたいという沖縄の人々の希望を打ち砕くことは一切言うべきではない」などと
記されている。(2014/03/01-15:07)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014030100197
>>1 アメリカは日本国民の反米感情を心配しているわけだから
米軍に奪われた土地を奪還するには反米、反基地闘争で
アメリカにプレッシャーをかけるのが正しかったということだ。