【科学】素数の間隔で新定理発見 極端な偏りなく分布、米英数学者

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921名無しさん@13周年
素数を見つけるためには、古くからエラトステネスの篩の方法が使われていたが、2005年に、素数のペアを見つけるために改善した篩が提案された。
張はこの方法に着目し、8年間の研究の末、この篩をさらに改善することで、間隔が70,000,000未満の素数のペアを選び出し、これが無限個あることを証明することができた。

いったんこの方針で素数のパターンが見つかることがわかると、多くの数学者が参入するようになった。
張の結果を改善して、もっと間隔の短い素数のペアについて、同じような定理を証明しようというのだ。

最近は、インターネットを使って、多くの数学者の共同作業で定理を証明することもなされている。
2009年には、ケンブリッジ大学のティモシー・ガウワーズが、自らのブログ記事で、ある定理の別証明のアイデアをコメント欄に書き込むことを呼びかけたところ、40人がかりで6週間で証明が完成した。
この結果は、Polymathという名前で発表された。

張の結果を改善するためにも、Polymathプロジェクトが立ち上がって、7月27日には、間隔が 4,680未満の素数のペアが無限個あることが証明された(70,000,000から、4,680に間隔が縮められた)。
しかし、伝統的な数学の研究方法も健在だ。11月19日には、モントリオール大学のジェームス・メイナードが、間隔をさらに600まで縮めた定理を発表している。
このペースだと、1つ飛びの素数ペアが無限個あるというもともとの双子素数の予想が証明される日も近いかもしれない。
http://www.gentosha.jp/articles/-/1554?page=6