【東京新聞】「勝者には何もやるな」羽生選手には何もいらない。六位の高橋大輔選手 彼には「何か」あげたい★2

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1伊勢うどんφ ★
★筆洗
2014年2月16日

「勝者には何もやるな」。米作家ヘミングウェーが一九三三年に書いた、短編集の題名である。
「勝者に報酬はない」という訳もあるが、「何もやるな」の方が心に切り込む鋭さがある

▼ソチ五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦選手が優勝した。快挙である。
ヘミングウェーではないが、勝者の羽生選手には何もいらないだろう

▼彼は勝った。その過程での努力、成長。それ以上の「報酬」はない。
「勝者には何もやるな」は最大の賛辞である。未来にも勝利が待っていることだろう

▼六位の高橋大輔選手。これで引退とも聞く。彼には「何か」をあげたい。男子フィギュアを
長く引っ張った。二〇一一年の震災以降の暗い空気。何となく心が晴れぬ一時期、
ふと見た高橋選手のスケートに慰められた人もいるはずだ。そういう時代と巡り合わせた
選手である

▼十四日のフリー。こんなに明るい顔で演技する人だったか。心から笑っている。喜んでいる。
ジャンプ後の着氷は乱れたかもしれないが、そんなことは、もうどうでもいい。精いっぱいやる。
滑ることが楽しくてたまらない。気持ちが伝わる

▼プログラムの曲はビートルズの「イエスタデイ」から始まった。リンクに初めて立ったのは
二十年前の同じ日という。自身の二十年間という「昨日」。震災という日本の「昨日」。
そして明日へ。演技にそんな伝言を見た。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014021602000113.html
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http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1392565145/