★製薬会社と医学部の癒着 現役国立大学教授が実名で現状告発- NEWSポストセブン(2014年2月10日07時00分)
今回、現役の国立大学教授が実名で、あまりに生々しい「製薬会社と医学部」の癒着の現場を告発した──。
「大学の研究者が製薬会社にとって都合がいいように研究データを改竄し、それを根拠に執筆された不正論文は、
この大学にもヤマのようにあります」
不正の証拠となる写真や論文を示しながら、岡山大学の森山芳則・薬学部長はこう言い切った。
岡山大の森山氏と榎本秀一・副薬学部長が本誌に告発した内容は、昨春から医薬業界を揺るがせているノバルティス
事件が、日本の医学部において氷山の一角でしかないことを示す重大な証言である。
公式の内部告発である。内容は、大学執行部を含む医学部の5人の有力教授と准教授、そしてその研究室
スタッフの不正行為を暴くものだ。
不正の証拠となる写真や論文を示しながら、本誌に告発した内容は、昨春から医薬業界を揺るがせている
ノバルティス事件が、日本の医学部において氷山の一角でしかないことを示す重大な証言である。
学長は、『この件については騒がないでほしい』という。さらには『こんなこと(不正の暴露)をやったら、
ウチの大学はたいへんなことになる』とも話しました。
榎本氏が続ける。「医学部を代表する著名教授の研究室でも、当然のように不正が行なわれていた。
不正論文の数は、現在、判明しているものだけで28本にのぼります」
その著名教授とは、腎臓病や高血圧など最も薬の需要が高い分野で、学会・製薬業界で知らぬ者はいない
というX教授や、泌尿器や先駆的遺伝子治療の権威であるY教授らだ。(抜粋)
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_240621