人気アイドルグループ「AKB48」のCDを他人のクレジットカード情報で大量に買ったなどとして、京都府警生活経済課が30日、
近畿の私大生の男4人(全員20歳)を電子計算機使用詐欺、有印私文書偽造・同行使などの容疑で京都地検に書類送検することが
捜査関係者への取材で分かった。男らはCDについている「握手券」などを抜き取った後、CDを投棄していた。
書類送検されるのは、▽大阪産業大2年▽同志社大2年▽京都学園大2年▽関西大2年−−の男4人。
他にCDを大量投棄したなどとして関西大2年とアルバイト−−の男2人(いずれも20歳)を廃棄物処理法違反容疑などで既に書類送検した。
「ファンとして活動する資金が欲しかった」などと6人とも容疑を認めているという。
送検容疑は、2013年4〜5月、バイト先などで盗み見た3人分のカード情報を使い、
インターネットでAKB48のCD約490枚(約49万円)を購入。配送先を郵便局留めにして、
パソコンで偽造した3人分の健康保険証を受取時の身分証として使ったなどとされる。
捜査関係者によると、CDには次回シングル曲を歌うメンバーを決める「投票券」やメンバーと握手できる「握手券」
、メンバーの写真がついている。男らは投票券や写真をネットオークションなどで売り約40万円を売り上げ、
握手券はリーダー格とみられる大産大生がほぼ独占し、イベント4回で計80分間、メンバーとの握手や会話に費やしたという。
男らはさらに券を抜き取ったCDなど約680枚入りの段ボール箱を府南部の展望台駐車場に不法投棄した。
段ボール箱に残された配送伝票などが捜査の端緒になったという。男6人はファン仲間だった。【土本匡孝、村田拓也】
毎日新聞 1月30日(木)11時28分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000024-mai-soci