★UAEとさらなる協力で一致
1月22日 8時41分
UAE=アラブ首長国連邦を訪れている茂木経済産業大臣は、経済政策を担当するアブダビ
経済開発庁のスウェイディ長官と21日に会談し、日本企業が持つ油田の権益を今後も維持
できるよう、教育など幅広い分野で、さらに協力していくことで一致しました。
会談で、茂木経済産業大臣は、日本企業がUAEで多くの油田の権益を持っていることを踏まえ、
「エネルギー分野を基礎に、教育や投資などでも協力関係を強化したい」と述べました。
これに対してスウェイディ長官は、「教育や医療で協力がうまく進んでいるのは大変喜ばしく、
中小企業の投資も大いに歓迎したい」と述べました。
会談のあと、両者の立ち会いのもとで、日本側と現地の大学との間で、インターンシップの
受け入れ拡大などを目指す協定書が交わされました。
UAEには、日本企業が世界の産油国で保有する石油権益のおよそ40%が集中していますが、
このうち多くの権益が2018年に期限を迎えます。
ただ、こうした権益の延長は今回、先送りされており、会談のあと茂木大臣は記者団に対し、
「協力関係を強化し、石油権益の延長などでエネルギーの安定供給につなげたい」と述べ、
権益の延長を後押しするため、さまざまな分野で協力していく考えを改めて強調しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140122/k10014667321000.html