この季節、正月太りを解消しようとダイエットを始める人も多いだろう。ここ数年、話題になっているものに糖質制限ダイエットがある。
これに対し、ダイエットの王道は食べる量を減らすカロリー制限の方法だという説がある。後者は健康面も考慮した方法とされ、
専門家はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防にも寄与すると話している。(大家俊夫)
◆健康面で安全
カロリー制限を推奨している医師の中に、日本肥満学会副理事長を務める新山手病院
(東京都東村山市)生活習慣病センター長の宮崎滋医師がいる。
糖質制限ダイエットについて、「脂質とタンパク質だけを摂取してやせても、短期的な効果しか望めない。
カロリーを適正量に制限し、そのうえで糖質を抑えるのがベストだ」と宮崎医師は強調する。
米国で糖質を制限するアトキンスダイエットが流行し、その流れで日本でも糖質制限ダイエットが注目されるようになった。
三大栄養素は、脂質、タンパク質、糖質(炭水化物)で構成されており、宮崎医師は「糖質制限によって、
人間にとって必要な栄養素の一つを極端に減らすのは栄養バランスを欠くことになる」と警告する。
一方、カロリー制限はそうしたリスクが少なく、健康面で安全性が高いといわれている。
成人が1日に取るべき適正なカロリー量は2千キロカロリー前後(個人差あり)とされるが、
普段取っている食物の総カロリー量、特に間食のカロリー量については無関心な人が多い。
ソース 産経新聞 カロリー制限が「王道」 肥満治療のエキスパート 宮崎医師提唱
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140114/bdy14011408310005-n3.htm (続)